第5回 子供の歯の豆知識
~キシリトールの重要性~
目次
・キシリトールって何??
・キシリトールはどこにあるの?
・キシリトールがむし歯になりにくくする理由は?
・食べ物と時間に注意
【キシリトールって何でしょうか?】
キシリトールは、お砂糖の一種です
お砂糖のことを糖アルコールと言いますが、甘味炭水化物を意味しています。この甘味炭水化物であるキシリトールの仲間には、マルチトール、ソルビトール、マンニトールなどがあり、これらは多くの食品に用いられています。
【キシリトールはどこにあるのでしょうか?】
キシリトール食有量(mg/100gd5)
- イエロープラム 935.
- イチゴ 362.
- カリフラワー 300.
- ラズペリー 268.
- レタス 31.
- ほうれんそう 107.
- たまねぎ 89.
- にんじん 86.
見ていただくとわかるように、色々な果物や野菜に含まれています!
特にイチゴにはかなり含まれているんですよ。
ちなみに、人の肝臓でもキシリトールは作られていますよ
【キシリトールはむし歯になりにくくする!】
①キシリトールはむし歯菌が食べた後に、酸を作らない
(酸は、歯の表面を溶かします)
②歯の表面を中性に近づけてくれる
(酸性に傾くと、表面が溶けていきます)
③唾液の分泌を促します
(ガムかタブレットを摂取することで唾液腺が刺激される)
④再石灰化を促進させる
大体この4つがむし歯になりにくい原因と言えます!!
参考にこんな表があります。どの地域でも一定数のキシリトールのむし歯予防が実証されている証拠となります。
※http://www.jfscp.gr.jp/siryo/kisochishiki.html参照
次回は、実際のキシリトールの摂取方法をお話しします
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登坂歯科医院 院長 登坂悠也